2022/11/19(土)
ご縁がつながって人は生きている
カテゴリー:院長ブログ
生きていて縁が繋がる瞬間やタイミングって皆さんあるんじゃないかなと思います。
今朝はご縁あって私が外部指導者として関わらせていただいている中学校の人権講演会に出席してきました。
普通であれば生徒の親でもない私がこのような会に参加させていただくことは本来あり得ないのですが、私が指導しているハンドボール部の生徒たちと今回講演をしてくださった東京パラリンピック含む3大会連続パラリンピック出場された三浦浩さんとのご縁で私もこの貴重な場に関わらせていただいた次第です。
そのご縁というのも2021年の東京オリンピック前にさまざまなご縁がつながり、当中学校のハンドボール部員で三浦浩選手に応援メッセージを寄せ書きにして送らせていただいた事が全ての始まりでした。
当時はコロナの事もあり、練習も試合も思うようにできないなか子どもたちの東京オリンピックの記憶に残る出来事の一つにでもなればという当ハンドボール部スタッフの思いで試みた事でした。
今回、今年の春ごろから打診をいただいていた三浦さんの申し出が人権講演会という機会と偶然に一致した事で奇跡的に実現しました。
私が中学生の時は身体の不自由な方に対する知識がまったく無かったですし、それを知る機会も無かったように感じます。
今回の講演を通じて障害にもさまざまな種類がある事、またその障害に対してどんな介助やサポートするものがあるのか、私たちがサポートする際は何に気をつければ良いのかを実際に生徒に体験してもらうなどし、非常に分かりやすく講演いただきました。
私にとっても非常に勉強になりましたし、生徒の皆さんにとっても障害のある方に対しての見方が変わる時間だったのではと思います。
三浦さんは今回講演したのは恩返しではなく「恩送り」だと言っていました。
この恩を「返して終わり」ではなく、「新たに恩を身の回りにどんどん送って広げていってほしい」と。
生徒たちは将来有望な中学生です。
これからどんどんこういった考えを持って社会に飛び出していってもらえたら日本の未来は明るいなと思います。